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bibourokurokuの日記

ただ単に私の為の備忘録です^^100%コピペで内容は強烈な事ばかりなので、ほぼ閲覧注意レベルです。コメントに関しては100%スルーなのでお好きにどうぞ^^後内容にが重複する事もあるかも知れないので、その点もご了承下さい。

「低血糖症の基本」

低血糖症の基本」

低血糖症というと、血糖値が下がりすぎる病気と思われがちですが、厳密には違います。低血糖症とは、血糖のコントロールが不良となり適切な状態に維持できない病気であると理解して下さい。このため、低血糖症は耐糖能障害とも呼ばれます。人間は糖質を摂取すると小腸で単糖まで分解後、吸収されます。吸収された糖によって血糖値が上昇しますが、血糖値が高くなりすぎると生体は非常に危険な状態になるので、血糖値を下げるために膵臓のランゲルハンス島からインスリンというホルモンが出ます。

インスリンは強力に血糖値を下げるホルモンであるため、血糖値が低下するとともに、インスリン濃度も低下します。人間の血糖値は空腹時でも通常は80~90mg/dlとなっています。糖摂取によって血糖値は上昇しますが、150mg/dlを超えることはほぼありません。糖摂取後30~60分に血糖値のピークがきて、その後ゆっくりと下降していきます。しかし、血糖調節の機能によって65mg/dl以下にまで低下することは通常起こりません。

これが正常な血糖値調節機能です。

しかし、何らかの原因でこの血糖値調節機能が上手くいかなくなり、血糖値が上がりすぎたり、下がりすぎたりすることがあります。この状態を低血糖症と呼びます。低血糖症といってもその病態には色んな状態があり、症状も様々です。低血糖症を診断するためには5時間精密糖負荷検査という検査を行う必要があるのですが、この糖負荷検査での血糖曲線はいくつかのパターンに分類することができます。

・反応性低血糖タイプ
・無反応性低血糖タイプ
・血糖乱高下タイプ

それぞれの血糖曲線タイプは、特有の臨床症状を呈することが多くあります。そのため、一口に低血糖症といっても、その臨床症状は様々なのです。なぜ低血糖症が起こるのでしょうか?それは、様々な要因があるのですが圧倒的に重要な要因は、「糖質の過剰摂取」です。過剰に摂取した糖質によって、急激な血糖値上昇が引き起こされ、インスリンが大量に分泌されます。

そうすると今度は血糖値が下がりすぎてしまうために、生体は血糖値を上昇させるための各種ホルモンを分泌します。グルカゴン、アドレナリン、糖質コルチコイド、チロキシン、成長ホルモンなどです。こういったホルモンが糖新生を促進し、血糖値を上げようとします。しかし、血糖値を上昇させる各種ホルモンは、血糖値上昇以外の作用も持っており、血圧の上昇や心拍数の上昇、体温の上昇や発汗、緊張感や不安感を引き起こしたりします。これが低血糖症が様々な症状を持つ所以なのです。糖質の過剰摂取はむし歯の原因であるばかりでなく、腸管免疫に対する種々の悪影響、低血糖症とそれに続いて起こる糖尿病や免疫力の低下など、様々な病気を引き起こします。

インスリンは血中の余った糖を、肝臓でのグリコーゲンの合成を促進することで減らそうとします。しかし、肝臓でのグリコーゲンの貯蔵量には限度があるため、更に余った糖は、全身の脂肪細胞に取り込まさせて脂肪を合成させ、貯蔵させます。体脂肪は、インスリンの働きによって、糖から脂肪に変換されて作られるのです。肝臓のグリコーゲンの貯蔵量には限度があるので、それでも糖が足りない場合は、アミノ酸からの糖新生によって糖を作り出します。糖質コルチコイドは、主に筋肉のたんぱく質を分解してアミノ酸にし、糖新生を促進するホルモンです。なので、糖質コルチコイドは筋肉を痩せさせます。

カテコールアミンの一つであるアドレナリンが分泌されると、血糖値上昇の他にも様々な症状が現れます。元々アドレナリンは、生体に危機的状況が生じた時、危機から脱出 するために分泌されるホルモンであり、闘争か逃走か (fight-or-flight)のホルモンといわれています 。その作用は血糖値上昇作用のほか、主に交感神経を刺激して全身に 様々なストレス応答を起こします。

・心拍数の上昇や血圧の上昇
・心臓や骨格筋の血管拡張と皮膚や粘膜の血管収縮
・消化管運動の低下
・中枢神経の興奮作用
などです。

必要な時だけアドレナリンが適量分泌するのなら、何ら問題はあり ません。しかし、低血糖症になると、ほとんどいつもアドレナリンが分泌さ れ続けてしまうので、常に興奮状態になってしまいます。そのため、休息時に働く副交感神経とのバランスが乱れ、様々な不 調が起こってきてしまいます。夜寝つきが悪い、動悸、息切れがする、夜寝ても疲れがとれない、 お腹の調子が悪い、便秘がち、気分の波が激しい、ちょっとしたことですぐに落ち込む、などなど、本当に多彩な症状が現れます。

糖質コルチコイドとは、副腎から分泌されるホルモンであり、コルチゾールなど、いわゆる”ステロイドホルモン”と呼ばれるホルモンです。この糖質コルチコイドは主に免疫機能の調整や、ストレスに対する対応時に分泌されます。人間の生存に必須のホルモンなのですが、糖質コルチコイドの過剰分泌が続くと、副腎は疲労してしまって糖質コルチコイドを十分に分泌できなくなってしまいます。これを、副腎疲労といいます。

副腎疲労がかかわる病気をあげていくと、喘息、慢性的な感染症、枯草熱、皮疹、潰瘍性大腸炎クローン病胃潰瘍、十二指腸潰瘍、リウマチ性関節炎、免疫障害、不眠症、頭痛、疲労、失神、女性生殖器障害、肥満、心悸亢進、浮腫、学習障害など多岐にわたります。また軽度から重度の鬱にも関わっていて、その関わりは婦人科系疾患、無月経、産後のうつ病月経前症候群、無排卵、更年期うつ病にまでも及びます。その他、子供の障害であるADHD注意欠陥多動性障害)や自己免疫疾患、喘息にも関わっています。

低血糖症を知れば知るほど、何と恐ろしい病気なのかと愕然とします。糖質の過剰摂取が現代人に様々な病気を蔓延させている張本人といっても、過言ではありません。特に精製された砂糖や異性化糖ブドウ糖や果糖などは百害あって一利無しであり、老若男女問わず全ての人間に対して1mgも必要のない、害でしかない物質です。こういう事を言うと、何を大げさなと思われるでしょう。でも本当なんです。我々はもっと砂糖の怖さ、糖質の過剰摂取の怖さを知らなければなりません。だからこそ、予防歯科において、「砂糖を一切摂るな」と指導することが何より重要なのです。(さとうながお)