【 産地とブランド信仰 】
以前とあるチェーン店で「100% 魚沼産コシヒカリ」を食べました。
その名も轟く魚沼産ですが「あれ?旨味もないし 香りもイマイチ???」
魚沼産という事で期待してしまう事。これブランド信仰(苦笑)
危険な発想ですね。
改めて考えれば、他の野菜でも同じ産地内で「ピンきり」ある事は明白農家さんのスキルによってもかなり違うものですし、スキルがある農家さんでも、その年によっても当然違う物が出来ます。
自然を相手に作っているわけですから当然と言えば当然。
いや農作物に関わらず どんなモノにもピンきり有るものです♪
それが産地表示で「美味しいのではないか??」っと思ってしまう事は危険ですね。ちゃんと食べてみて自分の舌で確認しないと分からないものです。
実際 全国の込め販売量に対する魚沼産コシヒカリの流通量は 生産量の数倍とも数十倍とも数百倍とも言われています。
また それらを確認する事は不可能と言われています。
ちょっと調べてみました・・・
全国の生産量→約1,000万トン
魚沼コシヒカリ生産量→約4万トン
食味ランクAの魚沼コシヒカリ→約1万5千トン
って事は全体の0.15%しかないことになります。
普通に考えて その辺で売っているワケがありません。
0.15%って言ったら、超!プレミア商品ですよね!?
今回食べた物が「特A」ではない事は間違いないと思いますが・・・
ちなみに特A・A・A´・B・B´とか言われているのは日本穀物検定協会が 毎年依頼されて格付けしているものです。
詳しく知りたい方は日本穀物検定協会のサイトへどうぞ!!!
http://www.kokken.or.jp/
今年の特Aは魚沼地区内の(一部の)コシヒカリと言えますが魚沼地区だからと言って(すべてが)特Aだとは限りません。
決して高級志向が良いと言っているのではありません。
ブランド名だけで 有り難がってしまう感覚が良くないのです。
正しく理解して食する事が大事♪