《愛媛県警察の元巡査部長 仙波敏郎氏のインタビュー》からの抜粋。
《愛媛県警察の元巡査部長 仙波敏郎氏のインタビュー》からの抜粋。
『私は自殺しない、死んだら他殺です。
警察組織は、
25万人のノンキャリアと500人のキャリア、
一般職員をあわせ30万人いる国家権力の最大の組織。
その組織を挙げて裏ガネ作りに手を染めている。
警察組織にいる者は、
100%裏ガネに汚染されている。
町のおまわりさんから上層部にいたるまで、
100%全員が汚染されている。
日本という中で、
日常の業務の中で犯罪を犯しているのはヤクザと警察官のみ。
署長以上の管理職は年間数百万円使い込んでいる。
全国で年間400億円全てが裏ガネに回っている。
署長以上の管理職は、一人年間数百万円懐に入れている。
捜査費というのは警察の中では国費の
【捜査協力費】のこと(年間60億円)
市民の皆さんは犯罪捜査に使ったお金を捜査費と思っている方が多い。
要するに言葉遊びで騙している。
犯罪捜査に使ったお金は
【捜査費用】と言っている。
この捜査協力費60億円と捜査報償費90億円の150億円の99%は裏ガネに使われている。
一部、本当に捜査に協力してもらった人を表彰したり、物を持っていったりしているが、
ほぼ全額が裏ガネになっている。
それは全て国民の税金から拠出されている。
現在の警察制度は、昭和29年にできた。
500人のキャリアが考えだした裏ガネのシステムは最初からあった。
昭和33年当時に既に裏ガネが確認されている。
私が24歳で巡査部長になってから偽領収書を書けといわれた。
既にその前から裏ガネのことは知っていた。
そのときに書かなかった。
断ったら転勤や出世ができなくなるから皆手を染めてしまう。
断った警官は【マル特】と呼ばれ、
特別扱いされて常に監視の対象となる。
自分は一切偽領収書をつくらなかった。
それで転々と転勤をさせられた。
警察は裏ガネを作るために通常、
偽の領収書をつくる。
また、観葉植物などの備品をたとえば、98,000円で毎月買ったことにして白紙の領収書をもらっておく。
実は一回だけしか買ってないが、
同じものを1階から2階に移し、
2階のものを3階にと移動してフロワーごとに替えつつ同じものを使いまわしている。
それだけでも年間で100万以上浮くことになる。
裏ガネを作るために偽の領収書が必要で、
捜査協力費から捻出している。
だから、犯人を誰でもいいから作らないと
裏ガネがつくれない。
だから冤罪もうまれる。
一番簡単なのは、指紋。
指紋を適当に採取して、それが現場から出たということにしておくのは日常茶飯事。
また、警察官の犯罪も裏ガネによって守られ、事件を起こしても組織をあげて守られ、
逆に栄転している者もある。
愛媛県警で本当にあった話として、
ある巡査部長がレイプ事件を起こした。
警察は組織を挙げて巡査部長をかばっている。
独身のレイプされた女性を4・5時間監禁し「なんで妻子ある男性と性交渉をもったのか」
と逆に問い詰める。
その後に刑事告訴されるが、
一年前のことで証拠力がない。
レイプ犯の巡査部長は、
その後何事もなかったかのように栄転した。
レイプ事件でも何でも全ての警察官の犯罪は、裏ガネがばれるということで、守られる。
春になると、
800万円の現金を副署長が用意して、
3月の年度末にはゼロにする。
それを全て署長が移動の時などに渡し、
署長はその中から本部長に上納する。
警察官の制服のうちポケットは二つあり大きく作ってある。
なぜか。
100万円の札束を入れても外から見てもわからないから。
ボーナス時期になると署長は裏ガネから100万円を渡すことになっていた。
裏ガネが警察全体の人事にもかかわっている。
お歳暮お中元は当たり前、署長になるのは上納金を上司に多く積んだ人がなる。
今から20年くらい前に同級生で察まわりやっていた産経新聞の現役記者によると、事務部門の警官がぐちって、
「実は本部長から毎月の上納金を100万円にしろと言ってきた」と相談を受けた。
その産経の記者は裏ガネのことは知っていたけど具体的な数字を聞いたのは初めてだと言っていた。
当時は警察には部門が5つあった。
事務部門、刑事、交通、警備、生活安全部門でそれぞれ20万円が本部長宛の上納金として割り当てられていた。
その中では刑事部門は報償費があり、
生活安全部門も防犯協会や許認可の関係がある。
警備は国費の捜査費があるからもっと強く、交通にも安全協会がある。
だが、事務部門はカラ出張しかない。